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全国24場の特徴と癖:インの強さと荒れやすさ
更新日:2026年11月3日 BOAT RACE BD 運営事務局
1号艇が6割以上勝つ場もあれば、4割台の場もあります。全国24の競艇場それぞれの水面の特徴と、データで見た癖をまとめました。
まずは「インの強さ」と「荒れやすさ」
ボートレースは、同じ1号艇でも競艇場によって勝ちやすさが大きく変わります。下の表は、BDが公式の競走成績から集計した、過去1年の1コースの1着率と万舟率(3連単が1万円以上になった割合)です。1コースの1着率が高い順に並べています。
| 競艇場 | 1コースの1着率 | 万舟率 |
|---|---|---|
| 下関 | 61.7% | 14.2% |
| 徳山 | 61.4% | 15.2% |
| 大村 | 61.2% | 15.0% |
| 芦屋 | 61.1% | 16.7% |
| 尼崎 | 60.0% | 14.3% |
| 若松 | 59.3% | 14.8% |
| 福岡 | 59.3% | 12.7% |
| 常滑 | 58.4% | 15.8% |
| 蒲郡 | 57.6% | 14.9% |
| 津 | 57.6% | 15.3% |
| 住之江 | 57.6% | 16.3% |
| 唐津 | 57.5% | 15.5% |
| 宮島 | 56.8% | 16.5% |
| 丸亀 | 55.1% | 16.9% |
| 浜名湖 | 54.8% | 16.7% |
| 児島 | 54.5% | 18.9% |
| 多摩川 | 54.4% | 16.7% |
| びわこ | 54.3% | 17.0% |
| 三国 | 52.0% | 18.8% |
| 桐生 | 50.9% | 18.4% |
| 鳴門 | 48.8% | 19.0% |
| 江戸川 | 46.6% | 18.5% |
| 平和島 | 44.4% | 16.9% |
| 戸田 | 42.4% | 17.8% |
上位の下関・徳山・大村・芦屋・尼崎は、1号艇が6割以上勝つ「インが強い場」です。逆に戸田・平和島・江戸川・鳴門は5割を切り、外のコースにもチャンスがあります。インが弱い場ほど、万舟率が高くなる傾向も見られます。
関東
桐生 1コース 50.9%・万舟率 18.4%
通年ナイターで、標高が高い場所にある競艇場です。冬から春にかけては「赤城おろし」と呼ばれる強い風で水面が荒れることがあり、夏は水面が穏やかでまくりが決まりやすくなります。1コースの1着率は5割をわずかに超える程度で、まくり・まくり差しを合わせると3割を超えます。外のコースからの一撃も十分あり得る場です。
戸田 1コース 42.4%・万舟率 17.8%
全国で一番インが弱い場です。コース幅が狭く、1マークをスタンド寄りに大きく振っているため、1コースが窮屈なターンを強いられます。決まり手の「まくり」は27%と全国で最も多く、3コース・4コースのセンター勢が主役になりやすい水面です。1号艇を過信しないことが一番のポイントです。
江戸川 1コース 46.6%・万舟率 18.5%
全国で唯一、河川を全面的に使っている競艇場です。上げ潮・下げ潮による川の流れがあり、風向きによっては水面が大きく荒れます。波への対応がうまい選手が活躍する、全国屈指の難水面です。インの1着率は低めで、「抜き」の決まり手が10%と多いのも特徴です。最初のターンで決まらず、2周目以降に順位が入れ替わるレースが目立ちます。
平和島 1コース 44.4%・万舟率 16.9%
戸田と並んでインが弱い場の代表です。1コースの1着率は4割台半ばにとどまります。決まり手の「差し」は18%と全国で最も多く、2コースが1コースの内側を突く展開がよく見られます。3コースの1着率(16.9%)が2コースを上回るのも特徴で、内寄りのコースはどれもチャンスがあります。
多摩川 1コース 54.4%・万舟率 16.7%
「日本一の静水面」と呼ばれ、風の影響が少ない穏やかな水面です。走りやすい分、モーターのパワーと選手のスピードがそのまま結果に出やすく、機力の差を重視して予想したい場です。インの強さは全国平均並みです。
東海
浜名湖 1コース 54.8%・万舟率 16.7%
全国でも有数の広い水面で、スピードが優先されます。風は冬が追い風、夏が向かい風になりやすく、季節によって展開が変わります。広い水面のぶん、外からの全速戦も届きやすい場です。
蒲郡 1コース 57.6%・万舟率 14.9%
通年ナイター。1マークのバック側が全国一広く、全速で握って回れる全国有数の高速水面です。風の影響も少なく、インがしっかり強い場です。万舟率は14.9%と低めで、本命寄りの決着が多くなります。
常滑 1コース 58.4%・万舟率 15.8%
水位を自動で制御しているため、潮の満ち引きによる水位の変化がありません。条件が安定していて、インが強い場です。1コースの1着率は58%台と、全国でも上位に入ります。
津 1コース 57.6%・万舟率 15.3%
季節で風がはっきり変わる場です。春から夏は追い風、冬は「鈴鹿おろし」と呼ばれる強い向かい風が吹きます。風が弱い時期はインが有利で、冬場はダッシュの効く外のコースの出番が増えます。季節を意識して予想したい場です。
近畿・北陸
三国 1コース 52.0%・万舟率 18.8%
1コースの1着率は52%と全国平均より低めで、万舟率は18.8%と全国でも高い部類です。決まり手では「差し」が16%と多く、2コースが内を突いて勝つ形がよく見られます。荒れた決着も多い場です。
びわこ 1コース 54.3%・万舟率 17.0%
日本一の淡水湖、琵琶湖にある競艇場です。淡水で水が硬く、標高も高い場所にあります。春から夏は沖からの風で水面が荒れやすく、うねりへの対応も問われます。
住之江 1コース 57.6%・万舟率 16.3%
一部のレースを除いて通年ナイター。コンクリートの護岸に囲まれたプール型の水面で、工業用水を使っているため水が硬いのが特徴です。大きな大会も多く開かれる、インが強めの場です。
尼崎 1コース 60.0%・万舟率 14.3%
夏は「甲子園の浜風」、冬は「六甲おろし」で、向かい風の日が多い場です。水面自体は静かでクセがなく、1コースの1着率は60.0%と全国トップクラスです。万舟率も14.3%と低く、堅い決着が多い場です。
四国・中国
鳴門 1コース 48.8%・万舟率 19.0%
万舟率19.0%は全国で一番高く、荒れる場の代表です。1マーク付近の岸壁が狭まっていて、まくりを誘う造りになっています。冬場は強い追い風が吹きます。1コースの1着率は5割を切り、3コースの1着率が2コースを上回ります。
丸亀 1コース 55.1%・万舟率 16.9%
通年ナイター。潮の満ち引きで展開が変わる場で、干潮で向かい風のときはまくりが、満潮のときは差しが決まりやすくなります。満潮時は2マークも荒れやすくなります。防風ネットはありますが、冬場は強い向かい風が吹きます。
児島 1コース 54.5%・万舟率 18.9%
瀬戸内海に面した場で、万舟率は18.9%と全国でも上位です。決まり手では「まくり差し」が15%と多く、外から内を割って入る展開が目立ちます。インの強さは全国平均並みですが、2着・3着が荒れやすい場です。
宮島 1コース 56.8%・万舟率 16.5%
潮位差が最大で4mを超える、潮の影響が大きい場です。干潮時は防波堤が風よけになって走りやすく、満潮時は水面がうねってレースがもつれやすくなります。午前と午後で風向きが変わり、スタートがそろいにくいことにも注意が必要です。
徳山 1コース 61.4%・万舟率 15.2%
1コースの1着率は61.4%と全国でトップクラスです。潮位差は3mを超え、干潮時はパワー勝負、満潮時はターンのうまさ(さばき)の勝負になります。冬の季節風は山にさえぎられ、斜めの追い風が吹きます。1番人気の決着率も全国で最も高い場です。
下関 1コース 61.7%・万舟率 14.2%
通年ナイター。1コースの1着率61.7%は、BDの集計で全国一です。海水のプール型水面で、潮位が3mを超えると1マーク手前の堤防から海水が入ってきます。水面が広く、ピット離れで差が出やすい場です。3連単の平均配当も全国で最も低い部類です。
九州
若松 1コース 59.3%・万舟率 14.8%
通年ナイター。2マークの後方から潮が出入りし、満潮時は1マーク付近に潮がたまります。インが強い場ですが、冬場の追い風のときは差しも決まります。
芦屋 1コース 61.1%・万舟率 16.7%
プール型の水面で、1マークのバック側に群生する葦が波を消す役目を果たしています。走りやすい水面で、パワーとスピードの勝負になります。インが強い一方、2コースの1着率は9.6%と全国で一番低く、4コース(10.0%)を下回るのが特徴です。
福岡 1コース 59.3%・万舟率 12.7%
海水に近い汽水の水面で、1マークは那珂川の河口にあります。満潮時はやや難しい水面になります。インが強いうえに、5コース・6コースの1着率がとても低く(6コースは0.8%)、外からの一撃が決まりにくい場です。万舟率12.7%は全国で一番低い数字です。
唐津 1コース 57.5%・万舟率 15.5%
1年を通して追い風の日が多い場です。向かい風が弱いときはインと4コース(カド)、強いときはまくり差しが決まりやすくなります。水面が広くスピードが重視され、ピット離れでも差が出やすい場です。
大村 1コース 61.2%・万舟率 15.0%
通年ナイター。大村湾に面し、時間帯によって海風の向きが微妙に変わります。満潮時は2マークが荒れやすくなります。1コースの1着率は61.2%と全国トップクラスで、インを信頼しやすい場です。
競艇場の癖をどう使うか
同じ顔ぶれでも、インの強い場なら1号艇を軸に、インの弱い場なら2〜4コースからの展開も考える、というように予想の組み立てを変えるのが基本です。潮の満ち引きや季節の風で展開が変わる場では、その日の条件も合わせて確かめてください。BDの直前予想は、24場×6枠の有利不利と、締切前の風・展示の情報を取り込んで計算しています。各場のページでは、コース別の1着率や決まり手の割合を毎日更新しています。
競艇場の水面の特徴は、BOAT RACEオフィシャルサイトの各場の紹介を参考にしています。数字はBDの集計(過去1年)です。
数字は締切前に確定した全レースの集計で、毎日自動で更新されます。予想・確率は的中や利益を保証するものではありません。舟券の購入は20歳になってから。